初心者必見!リッチメニュー基本の設計と4つの目的別パターン

本記事では、リッチメニューをこれから導入する方、導入したばかりの方に向けて、制作の基本を紹介します。

LINE公式アカウントは、単にユーザーへメッセージを届けるだけでなく、コミュニケーションアプリとしてのUI/UXの一部を担う存在であり、ユーザーのアクションによって機能が活用される設計になっています。

その数ある機能の中でも、「リッチメニュー」はトーク画面上でユーザーの行動を促す重要な接点です。本記事では、リッチメニューをこれから導入する方、導入したばかりの方に向けて、クリエイティブ制作の基本を紹介します。
※UI=ユーザーインターフェース:見た目や操作部分
※UX=ユーザーエクスペリエンス:サービスを通して得られる体験
このコラムでわかること
  1. リッチメニューの基本的な考え方

  2. アクションを促すための「デザインポイント」と「仕掛け」

  3. 目的別のおすすめ設計パターン


リッチメニューの基本的な考え方

LINE公式アカウントと一般的な広告の違い

一般的なディスプレイ広告は、商品を知ってもらったり、理解してもらうための「一方向」の情報発信です。
ユーザーとの対話はあまり想定されていません。
一方、LINE公式アカウントは、ユーザーがタップする、予約する、クーポンを使うといった「行動」を前提としています。

この違いが、成果につながるリッチメニューを設計・制作するためにはとても重要です。
LINE公式アカウント
ディスプレイ広告
コミュニケーションアプリにおけるUI/UXの一部を担うクリエイティブ。ユーザーのアクションにより、機能が活用される。
認知や理解を促すための一方向のクリエイティブ。ユーザーとの対話は前提とされていない。

リッチメニューとは

リッチメニューは、トーク画面下部(キーボードエリア)に固定表示されるタイル状のメニューです。

以下のような機能やリンクを設定できます。

・クーポン
・ショップカード
・ECサイトや予約サイトなど、外部サイトへのリンク


配信がない期間でも常に表示されるため、いつでも見てほしい情報を掲載する「お知らせ枠」としても活用できます。

ただし、デザインによって使いやすさは大きく変わります。ただ機能を並べるだけでは、なかなか成果にはつながりません。
戸建て住宅の写真と「夢のマイホーム諦めてませんか?」の訴求

パッと見て伝わる「デザインポイント」

どれだけ魅力的な特典や導線を用意しても、「見づらい」「どこを押せばいいかわからない」状態ではタップしてもらえません。
まずは見やすさを確保するために、優先度・情報量・配色という3つのデザインポイントを意識してみましょう。

ポイント01 優先度をつける

  1. 優先して押してほしいボタンを目立たせる

  2. 他のボタンよりも大きく見せるなど、メリハリをつける

ポイント02 情報量を絞る

  1. 「1ボタンにつき1メッセージ」を心がける

  2. テキストだけでなく、アイコンを使って直感的に伝わりやすくする

ポイント03 見やすいサイズ・配色

  1. 文字は視認しやすい十分なサイズを確保する

  2. 色数を絞り、文字と背景のコントラストを強めて読みやすくする

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ユーザーを動かす「仕掛け」

リッチメニューの目的は、単に情報を並べることではなく、ユーザーに「行動してもらう」ことです。
具体的なアクションにつなげるために、言葉選び・配置・左右のバランスという3つの心理的な仕掛けを取り入れてみてください。

仕掛け01 行動を促す言葉を選ぶ

  1. 具体的な文言で「どんな行動ができるか」を明確にする

  2. 「今」「限定」などの言葉でタップを後押しする

例えば、ただ「クーポン」と書くよりも、「クーポンを使う」としたほうが、次に何をすればいいかが分かりやすくなります。

仕掛け02 視線の動きを意識して配置する

スマートフォンの画面を見る際、視線は上から下へ動きます。
この特徴を活かして役割を分けると、誘導の効果が高まります。
  1. 上段:最優先で起こしてほしい行動

  2. 下段:常に用意しておきたいリンク

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仕掛け03 クリックされやすい位置を理解する

リッチメニューは、画面の分割数に関わらず「右側」がクリックされやすい傾向があります。
そのため、次のような配置がおすすめです。
  1. 右側:特に訴求したいコンテンツ、継続的に誘導したい導線

  2. 左側:利用シーンが限定されるコンテンツ

戸建て住宅の写真と「夢のマイホーム諦めてませんか?」の訴求

ここまでのまとめ

制作の基本をおさらい

リッチメニューはただ機能を並べるだけでは成果につながりません。
以下の3つの基本を意識しましょう。

・見やすさ:パッと見て一瞬で理解できるデザインにする
・言葉選び:次の行動を引き出す具体的な言葉を使う
・配置の工夫:視線の動き(上から下)や、押しやすい「右側」を活かす

「優先順位」を決め、最適な「言葉」と「配置」を考える。これこそがリッチメニュー制作の基本です。

ここからは、これらの基本を踏まえた「目的別の設計パターン」を具体的に見ていきましょう。

目的別のおすすめ設計パターン

リッチメニューは、達成したいゴールに合わせてレイアウト(画面の分割数や配置)を選ぶことが大切です。ここでは、よく使われる4つのパターンをご紹介します。

目的01 特定のアクションへ強く誘導したいとき

強く促したい特定の行動がある場合におすすめの設計です。メインとなるボタンを他のタイルよりも大きく見せることで、ユーザーの視線を自然に集めることができます。

設計のコツ 予約ボタンやキャンペーン特設ページへの導線を大胆に大きく配置する 
主な活用シーン 予約への誘導、キャンペーン周知、新商品の告知
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目的02 複数のメニューをバランスよく案内したいとき

案内したい情報が複数あり、ユーザーの利便性を高めたいときに向いています。情報をカテゴリーごとにすっきりと整理し、デザインに統一感を持たせるのがポイントです。

設計のコツ ボタンのサイズを均等にし、アイコンを使って直感的に選べるようにする  
主な活用シーン 商品・サービスの案内、来店・オフライン行動の促進、会員ログインの誘導、再購買・継続利用
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目的03 期間限定のキャンペーンをアピールしたいとき

限定クーポンやイベント案内を、メッセージ配信だけに頼らず定着させたいときのレイアウトです。トーク画面に常に置いておくことで、過去のメッセージに流されることなく、いつでも簡単にアクセスしてもらえます。

設計のコツ メッセージ配信と連動させ、今一番の注目情報を上段などの目立つ位置に置く
主な活用シーン キャンペーン周知、予約への誘導、新商品の告知
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目的04 日々の利用をサポートしてリピートを促したいとき

ユーザーの定期的な利用や、サービスの習慣化を助ける環境を作りたいときの構成です。閲覧頻度の高い情報を押しやすい位置に配置することで、ユーザーの手間を減らします。

設計のコツ ECサイトのマイページやクリニックの診察券など、「よく使う機能」を右側など押しやすい位置に置く
主な活用シーン コンテンツへの誘導、会員ログインの誘導、購買・継続利用、来店・オンライン行動の促進
戸建て住宅の写真と「夢のマイホーム諦めてませんか?」の訴求

おわりに:テンプレートで効率よく制作しよう

リッチメニューには、画面を大きく使って情報をたくさん見せられるタイプと、トーク画面の邪魔にならないコンパクトなタイプがあります。
目的に合ったサイズや分割数を選ぶことも、成果を上げるための大切なポイントです。
デザイン作成ツールの「Adobe Express」にあるテンプレートを活用することで、今回ご紹介したようなデザインも簡単・効率的に作成できます。

LINE公式アカウント リッチメニューの画像の作り方から設定方法、ポイントまでを解説(外部サイト)

今回ご紹介した「見せ方の基本」や「目的別のパターン」を参考に、ぜひ自社にぴったりのリッチメニューを作ってみてください。